
本記事はConoHa WINGの解約(コノハ 解約)を、返金・自動更新の停止・請求前チェックまで迷わず進めるための完全ガイドです。契約種別(WINGパック / 通常料金)やドメインの扱い、VPS、退会(アカウント削除)まで、詰まりやすいポイントを実務目線で整理しました。
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ConoHaの徹底ガイド|WING・VPSの違い・料金・解約まで完全解説
ConoHa WINGを解約する前に知っておきたいポイント
まずは、請求前にやることの要点をまとめました。詳しい内容は各セクションで解説します。
請求前にやること(要点)
- WINGパック:自動更新は契約満了日の30日前に行われます。解約したい場合は30日前までに自動更新をOFFへ(満了後は15日間の復旧期間あり)。
- 通常料金(時間課金):サーバー削除=解約。削除時点までの利用分が翌月月初に請求。
- ドメイン:自動更新の切替は更新期限日の8日前まで。無料独自ドメインはWINGパックの自動更新と連動し、WING側をOFFにするとドメイン自動更新もOFFになります。ドメインだけ継続したい場合は、有償の手動更新が必要です。
参考:WINGパックの自動更新について(30日前)|満了後15日の復旧|WING解約の全体像|ドメイン自動更新と無料独自ドメインの連動|ドメインは8日前まで設定変更可
解約の理由と利用中の契約内容を把握しよう
自分が使っているのは「WINGパック(前払い)」か「通常料金(時間課金)」かを確認しましょう。通常料金はコントロールパネルでWINGサーバーを削除すれば解約完了(利用分は翌月請求)。WINGパックは自動更新をOFFにして満了日を迎えると、15日の復旧期間を経て自動的に解約となる仕組みです。
解約時にやるべき事前準備と注意事項
- 更新(請求)タイミング:WINGパックは満了30日前に自動更新。OFFへ切替は30日前までに。
- 返金の考え方:WINGパックは前払いのため、期間中の途中解約・日割返金は基本なし(満了解約が前提)。
- バックアップ→新環境での仮動作確認→DNS切替(切替48〜24時間前にTTLを300秒へ)→SSL再発行までを一連で計画。
- メールはMX/SPF/DKIM/DMARCを新環境に追加して送受信テスト(転送のみはDMARCで弾かれることがある)。
- 公式ルールを確認:解約・復旧・請求の規定、各期限(30日/8日/15日)を先に把握。
ブログやWordPressデータのバックアップ・移行の手順
多くの場合、サーバー移転は各社の「WordPress簡単移行」機能が用意されています。なければ、DBエクスポート+wp-content
(テーマ/プラグイン/アップロード)を取得し、移行先へ配置します。以下が最短フローです。
- バックアップ:移行ツール or 手動(DB+
wp-content
)。 - 仮動作確認:hostsでドメインを新IPに向け、管理画面/フロント/画像/フォーム動作をチェック。
- DNS準備:現行DNSのTTLを300秒へ。新先のA/AAAA(apex)・CNAME(www)・MX/TXT(SPF/DKIM/DMARC)を事前作成。
- 切替→検証:A/AAAAを書き換え or NS変更→表示/ログイン/メール送受信を複数回線で確認→SSL(Let’s Encrypt等)再発行。
- TTLを戻す:安定後に3600〜14400へ。
独自ドメイン・メールアドレス・VPSの管理・保存方法
- 独自ドメイン:継続利用なら更新継続 or 他社へ移管。不要なら自動更新OFF(期限8日前まで)。無料独自ドメインはWINGパックに連動し、WINGをOFFにするとドメイン自動更新もOFFになります。ドメインだけ継続したい場合は有償で手動更新してください。
- メール:新環境のMX/SPF/DKIM/DMARCを設定→送受信テスト。単純転送のみはDMARCで失敗しやすいため、SaaSメールや新環境のメールボックス運用が基本。
- VPS:削除=解約。時間課金ぶんは翌月月初に請求。割引きっぷは満了7日前から更新期間のため、停止するなら早めに自動更新OFF。
ConoHa WINGの解約方法・手順を徹底解説
コントロールパネルからの解約手順(画像・画面付き解説)
通常料金:WING > サーバー管理 > 契約情報 > サーバー削除 → これで解約。利用分は翌月請求。

WINGパック:WING > サーバー管理 > 契約情報 > サーバー情報 > 自動更新をOFF → 満了日到来 → 15日間の復旧可能期間経過で解約完了。

自動更新の停止(30日前まで)と予約解約の流れ
- 「サーバー管理」→「契約情報」→「サーバー情報」で自動更新をOFFにする。
- 満了日の30日前から更新が走る(=この期間は切替不可)。OFFは30日前までに。
- 満了日 → 15日の復旧期間(手動更新可)→ 期間経過で解約。
参考:WINGパックの自動更新(30日前)|復旧可能期間15日
電話など他の解約窓口の有無と注意点
解約の実手続きはコントロールパネル操作が前提です。操作に不明点があれば、公式の「お問い合わせ」(メール/フォーム 等)からサポートへ。窓口や受付時間は変更されることがあるため、最新情報は公式ページで確認しましょう。
解約後にサーバーやドメインがどうなるか(ブログ消失リスク等)
- WING(サーバー):解約後はサイトが停止。復旧期間経過後はデータ復旧不可。
- ドメイン:自動更新OFFなら期限到来で契約終了。更新完了後のキャンセルは不可。
ConoHa 解約時によくあるトラブルと対策
「解約できない」状況別の原因と対応策
- WINGパックでOFFにできない:満了30日前~満了日は切替不可の期間。次回サイクルでOFFに。
- 退会(アカウント削除)できない:契約中サービスや未払が残っていると削除予約不可。全サービス解約→削除予約の順で。
「解約したのに請求が止まらない」時の対応・問い合わせ方法
- 通常料金:削除までの利用分は翌月月初に請求。請求履歴を確認のうえ、不明点は問い合わせ。
- ドメイン:更新期限日の8日前を過ぎると自動更新設定の切替不可。更新完了後のキャンセルも不可。
データ削除やアカウント退会の注意点
アカウント退会は、すべての契約サービス解約後にアカウント削除の「予約」を実行します。実行日は概ね翌月10日前後が目安。予約のキャンセルも可能です。
契約期間・違約金・料金の条件や返金について
- WINGパック:前払いのため、期間中の途中解約や差額の返金は基本なし(プランダウン差額返金も不可)。
- 通常料金/VPS:削除=解約。利用分は翌月月初に請求。
返金・請求・解約後の具体的なポイント
返金対象・条件・手続き方法を確認しよう
WINGパックは満了解約が前提で、中途返金は想定されていません。プラン変更時も下位プランへの差額返金は不可です。
請求日・タイミングと解約のベストタイミング
- WINGパック:満了30日前に自動更新。解約希望なら30日前までにOFF。
- 通常料金:削除日までの従量が翌月月初に請求。
- ドメイン:自動更新の設定/解除は期限の8日前まで。
解約後のメールアドレスやDNSなどの後処理(やめる場合は不要)
- メール:新環境にMX/SPF/DKIM/DMARCを設定→外部宛(Gmail等)で送受信テストし、認証PASSを確認。転送のみはDMARCで弾かれやすい。
- DNS:A/AAAA/CNAME/MXなど必要レコードを新環境へ。切替前にTTLを300秒、切替後に復帰。不要ドメインは自動更新OFFで自然終了。
よくある質問(FAQ)と体験談
解約・停止・退会の違いとは?
解約=サービス契約の終了(WING/VPSなど)。停止=未払等で一時的に利用不可。退会=アカウント自体の削除(全サービス解約→削除予約→請求完了で自動実行)。
ConoHaの解約後、ブログやWordPressはどうなる?
サーバー解約でサイトは非公開になります。復旧期間(WINGパック)を過ぎると原則復旧不可なので、解約前にバックアップ&移行を必ず実施しましょう。
トラブル・復活・再契約時の対応と相談窓口
WINGパックは満了後15日間の復旧可能期間があり、期間内は手動更新で復旧できます。手続きで詰まったら公式サポートに問い合わせを。
まとめ:ConoHa 解約を成功させるためのコツと注意点
- 最重要:WINGパックは30日前までに自動更新OFF(更新は満了30日前)。
- 通常料金はサーバー削除で即解約(従量は翌月月初に請求)。
- ドメインは8日前までに自動更新の設定/解除。無料独自ドメインはWINGと連動、継続なら有償の手動更新を。
- 移行はバックアップ→仮動作確認→DNS切替(TTL短縮)→SSL再発行の順。
- メールはMX+SPF+DKIM+DMARC→送受信テスト。転送のみは避ける。
- 退会は全サービス解約→削除予約→請求完了で自動実行。

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オプ
資格なし、特技なしの普通のサラリーマンです。プロフィール写真は『Canva AI』で作成したイメージです(実物に近い雰囲気です!) 副業ブログ『オプワーク』を2024年12月15日に開設しました!正確には2024年1月に開設しましたが、やり直し中です。 副業に興味があり、色々考えた結果ブログを選びました。一般人でもできるのか、どのくらいから収益が発生するのか等々、手探り状態ではありますが頑張って更新していきます。 経過報告などこまめにするので、普通のサラリーマンが副業ブログを始めたらどうなるのか、暖かい目で見守って貰えたら嬉しいです!