
Googleアドセンスは、ブログ収益化の第一歩として多くの人に選ばれています。しかし「審査に通らない」「収益が伸びない」「広告が表示されない」など、悩みが尽きないのも事実です。
本記事では、Googleアドセンスの基本から2025年の最新ルール、審査に通る方法、広告の貼り方、収益の見方、公開のルールまで、すべてを1本で網羅しています。
さらに詳細が知りたい方は各リンクをご覧ください。
Googleアドセンスとは?仕組み・特徴・メリットをやさしく解説
Googleアドセンスとは、Googleが提供する広告配信ネットワークで、自分のブログやWebサイトに広告を掲載し、クリックや表示回数に応じて報酬を得られるサービスです。
特徴は、自動で最適な広告が表示される点と、審査に通れば誰でも無料で利用できます。初心者でも導入しやすく、ブログ収益化の王道とも言える存在です。
【2025年最新】Googleアドセンスの収益モデル|CPCからCPMへ
クリック単価(CPC)とインプレッション単価(CPM)の違い
以前のアドセンスは、広告がクリックされると収益が発生する「クリック課金(CPC)」型が中心でした。
しかし2024年以降は、クリックされなくても表示されるだけで収益が発生する「表示課金(CPM)」型が主流となっています。
クリック率が収益に与える影響は?
表示されるだけで収益が発生する仕組みになりましたが、クリックされやすい広告枠ほど単価が高く入札されやすいため、広告配置や内容も非常に重要です。
RPMとは?アドセンス収益の効率を測る指標
RPM(Revenue Per Mille)は、広告が1,000回表示されたときに得られる収益を表します。表示回数が増えるほど、RPMの影響が大きくなります。
CPCはもう意味がないの?
「最近は表示されるだけで収益になるって聞くけど、クリック型(CPC)はもう意味がないの?」そんな声も増えてきました。
たしかに、2024年からはCPMが広告の基本スタイルになりましたが、CPCが完全になくなったわけではありません。現在も実際に広告がクリックされると、その分だけ高い収益が発生するケースがあるためです。
ただし最近では、「クリック単価がいくらか」「どの広告がクリックされたか」などの詳細データが、アドセンスの管理画面に表示されないことも増えています。これはGoogleが広告の価値を「クリックだけ」でなく、ページの質・ユーザーの関心・広告主の入札状況など、さまざまな要素で評価するようになっているためです。
結論として、CPCによる収益も今も存在します。ただし、現在はCPM(表示収益)とのハイブリッド型が基本です。クリックも意識しつつ、サイト全体の価値を高めることが、より安定した収益につながります。
Googleアドセンスの審査申し込み手順
審査の流れは基本的にシンプルで、以下の手順で申請できます。手順4だけ少し迷いやすいですが、その他は読み飛ばしてOKです。
1. AdSense公式サイトにアクセス:
こちらから公式サイトにアクセスし、「登録」をクリックします。
2 必要な情報を入力:
Googleアカウントでログイン後、サイトURLや言語、住所などを入力。ここは案内通りでOKなので、詳しい解説は割愛します。
3. 広告コードを取得:
審査用のコードが表示されるのでコピーします。
4. WordPressに広告コードを設置:
ここは使っているテーマによって少し異なりますが、基本的にアドセンスの広告コードは「ヘッダー(headタグ内)」に設置します。
テーマによっては、専用の入力欄が用意されている場合もあります。
ゴールドブログの場合:
「テーマ設定 > 一般設定 > head•body自由入力」→ 「head直上入力エリア」に貼り付け、「変更を保存」をクリック。
Cocoonの場合:
「Cocoon設定 > アクセス解析・認証」→「ヘッド用コード」に貼り付け、「変更をまとめて保存」をクリック。
他のテーマを利用している方は、まずは「テーマ名」+「アドセンス審査コード」で検索してみましょう。
ない場合は「Insert Headers and Footers」などのプラグインを利用してヘッダーにコードを貼り付けましょう。
5. 審査をリクエスト:
AdSense画面に戻って「審査をリクエスト」すれば審査開始です。
※補足: 広告コードは1回貼るだけでOK。貼り直しや再申請は不要です。審査は通常2〜7日程度、長ければ4週間ほどかかることもあります。
よくあるミスと注意事項: 広告コードを貼っていない、広告コードが途中で改行されている、など。
広告コードが貼ってなかったり、間違っていた場合でも、審査は普通に行われます。通知は、不合格となるだけなので、よく確認して貼り付けましょう。
Googleアドセンス審査に通らない理由と合格のコツ
アドセンス審査に落ちた理由としてよく挙げられるのが、「コンテンツの有用性が低い」です。特に最近は、AIによる記事量産が増えた影響で、Google側のチェックもより厳しくなっています。
そこで、ここでは不合格によくあるパターンと、それを回避するための合格のコツを整理して紹介します。
よくある不合格理由
コンテンツの有用性が低い
独自性がなく、ユーザーにとって価値が感じられないと判断されやすいです。
記事数が少ない・構成が薄い
5記事未満や1000文字以下の記事が多いと、情報量不足とみなされます。
操作性・デザインが悪い
リンク切れや読みにくいレイアウト、スマホ非対応などが該当します。
ポリシー違反の可能性
ギャンブル・暴力・誹謗中傷・医療系などは要注意。判断が難しい内容もリスクです。
プロフィール・運営者情報の不足
「誰が運営しているか」が不透明だと信頼性が下がります。
合格のコツ①|基本の5つを守ろう
10記事以上・1記事あたり1500文字以上を目安に
オリジナルの体験や考察を含めると評価されやすいです。
「読者の悩みを解決する」記事を意識
日記や感想よりも、検索意図に応える構成が重要です。特に自分が検索して解決しなかった内容などは、非常に有用な記事となります。
プライバシーポリシー・免責事項 • 運営者情報 • 問い合わせページの設置
固定ページとして必ず設置しましょう。
プロフィール画像と自己紹介を設定
「誰が発信しているのか」が分かることで信頼性がアップします。
ヘッダーやサイドバーに不要なリンクや広告を置かない
審査中はシンプルでわかりやすい構成を心がけましょう。
合格のコツ②|プライバシーポリシー・免責事項の雛形
雛形については、下記記事にまとめてあります!実際にGoogleアドセンスに合格している雛形なので安心してご利用ください。コピペOKです!
合格までの実体験|記事数・構成・対策ポイント
私は合格までに6回申請し、最終的には「記事の質改善(体験談重視)・表示速度・プロフィール修正・サイト構造の見直し • UX改善」で突破しました。審査は“コンテンツの有益性”と“運営体制の信頼感”がカギです。
アドセンス合格後にやるべきこと|広告設定と貼り方の基本
自動広告と手動広告の違いと使い分け
初心者には簡単な自動広告がおすすめですが、デザインや収益を重視するなら手動広告での調整が有効です。
アドセンス広告ユニットの種類と使い分け
Googleアドセンスでは、用途やデザインに応じて複数の広告ユニットが用意されています。以下は実際の管理画面(AdSense公式)で作成できる広告ユニットと、その使い方のポイントです。

ディスプレイ広告
もっとも汎用的な広告ユニット。レスポンシブ対応で、スマホ・PCともに表示可能。
おすすめ配置:アイキャッチ下・記事下・サイドバー
インフィード広告
記事一覧やトップページに自然に溶け込む広告。カード形式のデザインに向いています。
おすすめ配置:トップページ記事一覧内、カテゴリーページ
記事内広告
記事本文の段落間に差し込む形式。段落の途中で自然に表示され、クリック率も高め。
おすすめ配置:本文の3~4段落目あたり・見出しの直後
Multiplex広告
カード型で複数の広告を並べる形式。関連コンテンツ風で、PV数が多い記事に効果的。
おすすめ配置:記事末尾・フッター・関連記事下
アンカー広告(自動広告)
画面上、画面下に固定表示される広告。自動広告をONにすると有効になります。
これらの広告ユニットを上手に組み合わせて配置することで、クリック率と収益性の両立が可能になります。オプワークの広告も、上記の5つを利用しています。
Googleアドセンス収益の見方と用語解説

推定収益額
指定期間の推定収益額の目安です(確定金額ではありません)
ページビュー(PV)
ページが読み込まれた回数。1人のユーザーが複数ページを見た場合、それぞれカウントされます。
プレッション収益(RPM)
広告が1,000回表示されたときの収益
表示回数
広告がユーザーに表示された回数
ページビューと表示回数の違いは?
たとえば、1人のユーザーがあなたのブログ記事を1回読んだとき:
- ページビュー(PV)=1
- 広告が3つ表示されていれば、表示回数=3
つまり、1PVにつき複数の表示回数が発生することがあるということです。
また、同じページに広告がない場合は表示回数は0のままです。そのため、「PVが多い=収益が高い」とは限らず、広告の配置や数も収益に大きく影響します。
Googleアドセンス収益公開のルールと禁止事項【2025年最新版】
2025年時点のGoogle AdSenseレポート画面では、さまざまな項目が表示されます。しかし、すべての項目をそのまま公開するのはNGです。
以下は、実際のレポート画面に表示される各項目ごとに、スクリーンショット掲載の可否を整理したものです。
項目名 | 公開の可否 | 解説 |
---|---|---|
推定収益額 | △ | 正確な金額はNG。あいまい表現はOK。 |
ページビュー | ◯ | 問題なく公開OK。 |
プレッション収益 | ❌ | RPM(1000回表示あたりの収益)に相当。 正確な数値の公開は禁止。 |
表示回数 | ◯ | 広告のインプレッション数。公開OK。 |
アクティブビュー視認可能率 | ❌ | 広告表示の内部指標。非公開推奨。 |
クリック数 | ❌ | 公開NG。 |
これらを踏まえると、スクリーンショットをそのまま掲載するのはリスクが高いです。
特にクリック数・RPM(プレッション収益)・推定収益額は、必ずモザイクまたはトリミングしてください。
推定ではなく、確定した正確な支払い金額の公開はOKです。
Googleアドセンスのポリシーは随時更新されるため、Googleアドセンス利用規約も定期的に確認することをおすすめします。
よくあるトラブルと解決方法|広告が表示されない・収益が増えない
アドセンス導入直後の「広告が出ない」「収益が伸びない」といったお悩みには、システム反映待ちや設定ミス、アクセス不足などさまざまな原因があります。以下では、公式のトラブルシューティングとリアルな改善策をバランスよくまとめています。
【広告が表示されない】原因と対策
審査後のシステム反映待ち
審査通過後でも、広告が出るまで最大48時間かかることもあります 。
自動広告やads.txtの未設定
「自動広告」が有効か確認し、ads.txtファイルが正しく設置されているかも要チェック 。
広告コードの貼り付けミス
WordPressではテーマやプラグインごとに方法が異なるため、公式マニュアルや利用テーマの解説に従って正しい場所へ貼付けしましょう。
キャッシュ・JS最適化の影響
キャッシュプラグインやJavaScript圧縮設定により広告表示に影響が出ることもあります。キャッシュクリアや検証用モードで確認を。
広告ブロックやブラウザ要因
AdBlockやネット対策ツールを一時OFFにして確認しましょう。また、管理画面でもオフにしておきましょう。自動広告のオンボタンが表示されないことがあります。
【収益が伸びない】原因と改善策
アクセスが少ない
AdSense収益=PV×単価(RPM)なので、まずはアクセス増が最優先。
広告配置が不適切
目次直後・記事下・サイドバーなど、クリックされやすい位置を意識して配置しましょう。
CPM重視の傾向に対応できてない
最近は「表示回数(表示収益)」主体のため、関連記事リンクなどで回遊率を高める構成が有効です。
自動広告だけに頼っている
自動広告だけでなく、手動広告も活用しましょう。自動広告は便利な反面、意図していない場所に表示されることがあります。
ads.txtの未設定やポリシー違反に注意
「ads.txt」が正しく設置されていないと、広告が表示されなかったり収益が減ったりすることがあります。また、Googleの広告ポリシーに違反していると警告が出て、収益化が制限される可能性もあります。どちらもAdSenseの管理画面で確認できるので、定期的にチェックしましょう。
【体験談】自動広告が出ない?私がつまずいた意外な原因と解決法
自動広告のコードを貼ったのに、「オンにする」設定が表示されず、数日間ずっと悩み続けました。
広告コードの貼り方や場所を見直し、公式ヘルプや複数のブログを調べましたが、どれも自分のケースとは違い、解決できませんでした。
最終的にわかった原因は、スマホのコンテンツブロッカーでした。これが有効になっていたことで、AdSenseの管理画面に「自動広告のオン/オフ」の設定が出てこなかったのです。
ブロッカーをオフにして管理画面を再読み込みすると、ようやく自動広告の設定ボタンが表示され、無事にオンにすることができました。
広告が出ないときは、コードや設定だけでなく、自分の閲覧環境(拡張機能やブロッカー)も見直してみると、思わぬ解決につながるかもしれません。
まとめ|Googleアドセンスの始め方から収益化まで、これ1本でOK
Googleアドセンスは、初心者でも始めやすく、正しく運用すれば長く収益を得られる仕組みです。本記事を参考に、審査に通る準備から広告運用、収益の見方、注意点までしっかり押さえて運営を進めていきましょう。
迷ったときは、この記事に戻って確認すればOKです。

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Wrote this article この記事を書いた人

オプ
資格なし、特技なしの普通のサラリーマンです。プロフィール写真は『Canva AI』で作成したイメージです(実物に近い雰囲気です!) 副業ブログ『オプワーク』を2024年12月15日に開設しました!正確には2024年1月に開設しましたが、やり直し中です。 副業に興味があり、色々考えた結果ブログを選びました。一般人でもできるのか、どのくらいから収益が発生するのか等々、手探り状態ではありますが頑張って更新していきます。 経過報告などこまめにするので、普通のサラリーマンが副業ブログを始めたらどうなるのか、暖かい目で見守って貰えたら嬉しいです!