
ブログで収益化を目指すなら、まず最初に押さえておきたいのが「ジャンル選び」。ここを間違えると、どれだけ記事を書いてもアクセスが伸びず、収益化の壁にぶつかってしまいます。「とりあえず好きなことを書けばOK」と思って始めたものの、後になって方向性に迷い、モチベーションが続かなくなる人も少なくありません。
この記事では、初心者がやりがちな“ジャンル選びでやってはいけない3つのミス”をわかりやすく解説します。後悔しないブログ運営のために、まずはこのポイントから確認しておきましょう!
ジャンルの種類の紹介
まずは、大まかにジャンルの種類と需要度、おすすめ度を紹介します。
お金・投資・副業系
需要度:5点
多くの人が「収入を増やしたい」「将来に備えたい」という思いを持っているため、検索ニーズが非常に高いです。アフィリエイト案件も豊富で単価が高いのが特徴です。
おすすめ度:1点
需要・収益性はトップクラスですが、競合相手が非常に強いです。初心者がいきなりこのジャンルで成果を出すのは難しく、高度の知識や実体験が必要となります。
美容・健康系
需要度:5点
老若男女問わず関心がある分野です。特に「ダイエット」「スキンケア」「サプリ」「筋トレ」などは検索ボリュームが多く、継続的なアクセスが見込まれます。
おすすめ度:2点
体験談やビフォーアフターがコンテンツになるので、実体験が書けるのは非常に魅力的です。需要も高くアフィリエイト案件も豊富にあります。ただしYMYL(医療・健康に関する制限)に該当する分野もあるので、専門的な知識が必要になります。
ファッション系
需要度:5点
洋服やコーディネート、トレンドアイテムに関する情報は根強い人気があります。季節ごとのトレンドやブランド別の特徴など、読者の関心を引きやすく、市場規模もかなり大きいため需要があります。
おすすめ度:5点
ファッション好きの人には始めやすいジャンルです。取り上げられるブランドやアイテムの種類が非常に多いので、ネタに困ることはないです。コーデ写真など視覚的に映えるためSNSとの相性も良いです。ただしセンスや写真のクオリティが求められる面もあるため、継続して差別化する工夫は必要です。
旅行・お出かけ系
需要度:4点
旅行記や観光スポットの紹介記事は多くの人に読まれやすいです。おすすめの旅行プランや観光ルートなどの記事は、読者の目を引きやすいでしょう。
おすすめ度:4点
自分の体験がそのまま価値のあるコンテンツになるのでおすすめです。また、趣味も兼ねているので、楽しく続けられる可能性も大きいのも魅力的です。
ただし、魅力的な記事を書くには実際に各地へ出向いて体験する必要があり、時間やコストがかかります。また人気観光地の情報は既に多くのブログやサイトがあるため、ニッチな場所や独自の視点で書く工夫が求められます
子育て・教育系
需要:4点
子育て世代に強いニーズがあります。育児の悩みや子どもの成長に関する情報は、子育て中の親にとって需要が高いです。「イヤイヤ期の乗り切り方」「知育玩具のおすすめ」など具体的なノウハウ記事はよく読まれます 。
おすすめ度:4点
子育て中の方なら日々の体験をコンテンツにしやすく、初心者にも書きやすい分野です。自身の体験談や失敗談がそのまま他の親の役に立つことも多く、コミュニティも作りやすいです。
ただし、学校名や子供の顔写真などプライバシーには、十分に気をつける必要があります。
ガジェット・家電系
需要:4点
新製品のガジェットや家電レビュー、使い方解説などはガジェット好きや購入検討者にとって需要が高いです。スマートフォンやPC、生活家電まで幅広く、多くの人が商品情報や口コミを求めているため一定のアクセスが見込めます。
おすすめ度:3点
ガジェット・家電などの物販系ジャンルは扱う商品の数だけ記事にできるため、「非常に取り組みやすいジャンル」とも言われます 。ただし、実機のレビューには、信頼性が非常に重要です。実機を揃えるコストが掛かるのがデメリットといえるでしょう。
恋愛・人間関係系
需要度:3点
恋愛相談や人間関係の悩み解決といったテーマは一定のニーズがあります。誰もが多少なりとも経験する分野であり、特に婚活やマッチングアプリに関する情報は注目されやすいです。共感、拡散が狙いやすいのでSNSとの相性もいいです。
おすすめ度:2点
自身の経験や意見をもとに書きやすく、初心者でも始めやすいジャンルです。専門知識がなくても体験談や感じたことを綴れば共感を得られる可能性があります。また明確な正解のないテーマなので切り口次第では、十分に戦えるジャンルです。
グルメ・レシピ系
需要度:5点
食に関する情報は老若男女問わず人気が高い鉄板ジャンルです。レシピ紹介やお店の紹介、お取り寄せ商品レビューなど幅広く需要があります。特に時短レシピや節約レシピなどは、幅広い層に大人気で、SNSでの拡散も狙えます。
おすすめ度:4点
料理や食べ歩きが好きな人にとって始めやすいジャンルです。日々の食事や趣味の延長でコンテンツを作れるため、ネタ切れになりにくい分野でしょう。レシピ紹介は、料理スキルが必要ですが、グルメスポット巡りなどは専門知識が必要ないので取り組みやすいジャンルとなります。
趣味・日記系(漫画・映画・ペットなど)
需要度:3点
個人の趣味や日常を綴るブログは、有名人と比較すると、読者層が限定されます。ただし、同じ趣味を持つ人達には根強い人気があるのが特徴的です。アニメや映画、ゲームのレビュー、ペットの日常など、テーマ次第では一定の需要を獲得できます。
おすすめ度:5点
好きなことを自由に書けるという点で、最も気軽に始められるジャンルです。特にブログ初心者の多くは、ジャンルを絞り切れない、1つのジャンルだとブログが続かないケースが多いので、様々なジャンルを扱う雑記ブログからスタートするのはおすすめです。収益性やアクセス数を大きく伸ばすのは難しい傾向にありますが、継続しやすいジャンルなので迷ったらこのジャンルから始めてみましょう。
仕事・キャリア・ビジネス系
需要度:3点
転職活動やスキルアップ術、ビジネス書のレビュー、起業体験談など、仕事にまつわる情報も一定のニーズがあります。特に転職やキャリアアップに関する情報発信は王道といえるでしょう。
おすすめ度:2点
社会人経験を活かせるため、経験豊富な人にはおすすめできますが、競合も多く初心者は戦略が必要なジャンルです。収益化を目指せる分野ではありますが、ライバルも多い激戦区のため、年代や業界、地域などテーマを細かく絞ったニッチ戦略が求められます 。
稼げないジャンル
稼げないジャンルにはいくつか特徴があります。
需要が少ないジャンル
まずは、キーワードプランナー等の検索ボリュームを調査できるツールを用意します。
書きたいジャンルの語句を使って調査することで、そのジャンルの需要をある程度把握することができます。
このブログでいえば、『副業』や『ブログ』などがメインターゲットになるかと思います。
キーワードプランナーを使用して『ブログ』の検索ボリュームを調査してみます。

3列目がおおよその検索ボリュームです。もう少し右の列にいけば、広告単価も表示されています。検索ボリュームが十分にあるので『ブログ』というジャンルは需要がありそうですね。
まずは、自分のやりたいジャンルの語句を検索してみて、検索ボリュームがどの程度あるかで線引きをすることをおすすめします。
YMYLのジャンル
YMYLとは、「Your Money or Your Life」のことを指し、人の健康や安全、お金など、生活に大きく影響のあるトピックのことを呼びます。
こういうジャンルは専門家や企業など、専門性・信頼性が非常に重視されるので、基本的に避けるジャンルになります。
自分で経験していないジャンル
新しく始める、勉強中なら問題ありませんが、需要が多いから、人気があるコンテンツだからといった選び方はやめましょう。自分が知りもしない、経験もしていないジャンルは本やネットなどで見聞きした内容をそのまま転写するようなものです。
ベースとして自分の経験がないと、独自性が欠けること、また記事のネタの引き出しが圧倒的に少なくなるので避けるようにしましょう。
稼げるジャンルは自分の経験を記事にできるジャンル
自分の経験を言語化できるジャンル
どのジャンルでも稼ぐチャンスはあります。先ほど紹介した稼げないジャンルを避けて、自分の経験を記事にできるジャンルを選びましょう。
ジャンル選びもとても重要ですが、経験、知識をどれだけ有用な記事として形にできるかも同じくらい重要です。
それができるジャンルが、その人にとっての稼げるジャンルです。
言語化できて、更に細分化できるジャンル
言語化できるジャンルの中で、更に細分化できるジャンルをおすすめします。例えば、プロテインの記事を書くとします。一般的には、タンパク質の含量と値段、味などの飲みやすさか比較のベースになるので、その比較記事を書きます。
しかし、大きな問題があります。その手の記事は、とても総数が多く、上位のコンテンツに埋もれてしまいます。
そこで必要なのが細分化です。プロテインの中でも、例えば体重を増やすためのウエイトゲイナーや人工甘味料不使用のプロテインなど、いくつかの細分化ができます。その細分化したものに焦点を当てることで、ターゲットを明確にでき、稼ぐチャンスが生まれてきます。
このように、細分化でき言語化できるだけの知識を持ったジャンルを選ぶことで、成功できる確率が上がります!
ジャンル選定のステップ
ジャンル選定のステップとブログの方向性の決め方
自分が経験として書けそうなジャンルをいくつか挙げてみる
それぞれのジャンルでどのくらいの記事数が書けるか考える
1つのジャンルでたくさんの記事が書けるなら特化ブログに決定、それ以外はSTEP4へ
特定のジャンルで書くことが難しそうならジャンルに拘らない雑記ブログに決定、複数のジャンルの選び方はSTEP5へ
特化ブログへの移行を考えている場合は似ているカテゴリのジャンルを2.3個選ぶ
移行する予定がない場合は好きなジャンルを2.3個選びましょう
簡単にジャンルの選び方をステップ分けしてみました。
STEP5の似ているカテゴリを選択する理由は
例えば、野球、漫画、旅行、料理、サッカーのジャンルがあるとします。
野球と漫画を選んだ場合、特化ブログに移行する時に少し方向性が合わしにくいですね。
では、野球とサッカーを選んだ場合はどうでしょう?
複数のジャンルでありながら、スポーツとしての特化ブログに移行することに何の不満もありません。むしろ自然ですね。
このように途中から特化ブログを見据えている方は、似ているカテゴリを選んでおくことでスムーズに話が進みます。
ジャンルを2.3個選ぶ理由は、あまりに多すぎると雑記ブログと変わらないからです。
記事が充実してきて、ジャンルのくくりが大きくなってきたらジャンルを増やしてみるのもいいでしょう。
ブログの稼げるジャンルまとめ
①需要を調べる
②書けるジャンルを複数考える
③特化ブログが雑記ブログか方向性を決める
④雑記ブログから特化ブログに移行する予定なら似ているカテゴリでジャンルを絞る
ジャンル選びの方法は以上です!ジャンル選びが終わったら次はキーワードの選定に進みましょう!

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Wrote this article この記事を書いた人

オプ
資格なし、特技なしの普通のサラリーマンです。プロフィール写真は『Canva AI』で作成したイメージです(実物に近い雰囲気です!) 副業ブログ『オプワーク』を2024年12月15日に開設しました!正確には2024年1月に開設しましたが、やり直し中です。 副業に興味があり、色々考えた結果ブログを選びました。一般人でもできるのか、どのくらいから収益が発生するのか等々、手探り状態ではありますが頑張って更新していきます。 経過報告などこまめにするので、普通のサラリーマンが副業ブログを始めたらどうなるのか、暖かい目で見守って貰えたら嬉しいです!